先日、テレビ番組でコマをどれだけ長い時間回すことができるかの放送がありました。非常に興味のある番組でした。一方は最先端の技術を駆使した若者の技術者達、一方は何もかも手先、指先の感覚だけで物作りをする平均年齢70才を超える技術者達です。コマを回す為には重心、摩擦、空気抵抗をいかに少なくするかが長い時間回すための絶対条件だと思います。以前、船のスクリューを作る技術者の話を聞いたことがありますが微妙なカーブを手先だけの感覚で仕上げていきます。少しでも歪んでいるとノイズが船全体に響いてしまうそうです。日本の物作りの成せる技です。さてコマはどれだけ回る事が出来たでしょうか。最初に一分間に1500回の回転を加え直径2センチの台に乗せ回転できる時間を競うのです。なんと両方のコマは17分を超える回転を続けどこまで回るのか驚きの連続でした。結果は手作りのチームが18分56秒回転し見事に勝利しました。日本の物作りの技を改めて見る事が出来ました。年齢がくると引退させられてしまうのを見直
さないといけないとつくずく思いました。
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