先日鉄の女と言われ11年間英国の首相を勤めたマーガレットサッチャー元首相が亡くなりました。私たちは英国というとゆりかごから墓場までと言うように福祉の優れた国と授業で習った覚えがあります。しかしながら国は国営企業が徐々に競争力を失い国全体が疲弊して行きました。サッチャー首相は国営企業の民営化、福祉制度の大改革を始めました。議会での反発、炭鉱労働者の反発は激しいものがあったようです。しかし首相は信念を曲げることなく国際社会に負けない国作りに成功しました。一方国際的にもフォークランド紛争の時は軍隊を派遣し自国の領土を守りきりました。東西冷戦時代はアメリカ、ソビエトの中に入り冷戦終結に尽力を尽くしこれが後のベルリンの壁の崩壊につながりました。今でも彼女をうらんでいる人たちは元炭鉱労働者に特に多いようです。失業あとの労働者の対策の遅れが尾を引いたようです。強い信念があったからこそ11年も首相を続けられたのだと思います。日本でも小泉元首相が郵政省の民営化を成し遂げ親方日の丸にどっぷり浸かっ
ていた経営の大改革を成し遂げました。いつの時代も強いリーダーシップが求められまたそのような人材が現れるような気がします。どうか舵取りを誤らないことを願いたいと思っています。
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