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脳裏にうかぶ競技会

私の思い出の競技会は、1991年に武道館で開催されたワールドカップです。この競技会は観客の盛り上がりが最高でした。当時の世界チャンピオンはマーカス・ヒルトンとジョン・ウッドが争っていた時代でした。ほとんどの観客はこの2人に釘付けだったように感じていました。他の4カップルの印象がなく、それくらい2カップルに目を奪われました。私の印象ではテクニックのマーカスか、ベーシックのジョンかどちらを見ても素晴らしく、マーカスがトリッキーなステップをこなしていくのに対し、観客の拍手が大きくなる程ベーシックステップで踊るジョン、一曲ごとに観客が足と手で地なりのような拍手です。一種目目のワルツはマーカス、次のタンゴはジョン、次のべーニーズワルツはマーカス、次のフォックストロットはジョン、優勝は最後の種目クイックステップに持ち込まれました。武道館全体が最高潮に達する中クイックステップが始まりました。ジョンが拳をあげて観客にアピールするのに対し笑顔で交わすマーカス、手に汗握る一曲でした。結果
はマーカスが優勝しました。今でも2人の戦いは鮮明に思い出されます。特にジョン・ウッドのパートナーだったアン・ルイスのフットワークの美しさには目を奪われました。あの時の観客はたぶんジョン・ウッド組に軍配を上げたのではないかと思っています。

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