八甲田ホテルでの朝食をすませ2日目の行程がはじまります。八甲田ホテルにはふじこというカンバン犬がいて普段は玄関でお愛想しているのですが今日は朝から雨で犬小屋でお休みでした。私たちが何度も呼びかけたら重い腰を上げカンバン犬らしく小屋から出て来ておあいそしてくれました。ホテルの前では季節をまちがいたのかナナカマドの葉が紅葉していました。東京が37度の気温を記録した時八甲田では10度だったそうです。これからは温度は下がる一方だだそうです。ホテルから八戸に向かう途中のカラマツ林の並木路は見事なものでした。八戸駅から久慈駅までは東北エモーションをうたった特別列車に乗車し海岸線を走りながら昼食を楽しみました。途中地元の人たちが海岸線で旗を振りながら歓迎してくれました。残念ながらこの地方は東風という風の影響で冷たい風が吹き霧が立ち込め海岸のの風景は全く見えない状況でした。宿泊はなぎさ亭たろう庵です、このホテルは大震災の時三階まで津波が押し寄せ被害にあい現在は高台に新しく立て直し営業しています。以前のホテルは震災遺構としてそのままの姿で保存されていて津波の恐ろしさを今に残しています。田老地区は震災の後もよくテレビは見ていて大きな防潮堤がありチリ地震の津波の時は被害に遭わなかったそうです。しかし今回の津波は簡単に防潮堤を破壊するパワーでで押し寄せたそうです。ホテルの支配人が撮影したビデオを見せてもらいましたが津波の破壊力をひしひしと感じました。撮影した本人はその時は何も考えられずただひたすら撮り続けたそうです。震災の復興はまだまだで大きな防潮堤などの工事もあちこちで見かけました。高くする事で海岸線が見えなくなる所もかなりあり地元でも景観か安全かで今も悩んでいるようです。今回の旅で震災の傷跡を見るのは私自身予想もしていませんでしたがいつかは見ておきたいと考えていましたので脳裏に焼き付けていきたいと思いました。
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