私の経営している教室の正面にある伊勢丹松戸店が3月21日をもって43年の歴史を閉じます。昨日から閉店セールが始まり駐車場を利用する車の混雑で普段なら五分ほどで到着できる教室まで45分程かかってしまいました。教室から眺めていても店に向かっているお客様も何となく殺伐としているように感じました。店から出て来る人たちは皆さん大きな袋を抱えていました。地元の人の話では43年前に伊勢丹が松戸に出店すると決まった時は地元の人たちの反対運動が起きたそうです。どこでも大型店が進出すると自分たちの商売に影響すると考えるのは当たり前ですね。松戸市では営業を続けられるよう市長が努力したようですが一店舗の為に市民の税金を使ってまでバックアップするのはどうかと市議会でほとんどの議員の反対で叶わなかったようです。私が心配するのは今後人々の往来がどっと減ってしまうのではないかと思うことです。駅から伊勢丹までの通りにある喫茶店や軽食店に及ぼす影響は相当なものではないかと思っています。教室の生徒さんもほとんどの人たちはレッスンが終わると帰り道買い物をしていくようです。今後どれくらい影響があるか心配しています。伊勢丹松戸店の隣にある松戸ビルが商業施設として何の役にも立っていない無用の長物に感じてならないのです。私が来た当時は最上階にニューオータニの経営していた回転レストランがあり眺めも良く賑わっていましたが他の階の営業不振で撤退してしまいました。ビルの真ん中にエレベータがあり各界の部屋が狭くエベントなどができないのが一番のネックになっているように思います。ダンスパーティーなどが出来ればもっともつと人々の交流ができるのではないかと思っています。若者たちが集まるエベントをどんどん増やしていくのも一つの方法だと思います。市議会議員様たちの知恵を出してくれることを期待しています。