ふるさと創生をうたった納税制度はスタートした頃は地方活性化に繋がる画期的なアイデアだと思われていましたが最近地方と都市部のねじれ現象がおきているように思います。私はこの制度を利用したことはありませんが高所得者にとってはとてもありがたい制度のようです。それは納税することによって地方自治体から納税額の何パーセントかの返礼品が送られてくることです。スタートした頃は地元で取れる食材などが多かったようでしたが最近は外国製の電気製品などエスカレイトしてきているようです。東京の高級住宅街を抱える世田谷区では区に収められるはずの税金が減り住民サービスに影響が出てきているようです。家庭ゴミの収集ができなくなったり道路の補修などができなくなるなど住民生活にも影響が出てくると思います。納税者にとっては全額が控除の対象になる為地元に払うよりは地方に払って返礼品をいただいた方がいいと思うのが常識ですね。一方地方にすれば高級返礼品を送ってでも納税してくれた方がいいからだんだん悪循環がおきてきたのだと思われます。この制度は原点に帰ってしっかり見直す時期にきているように感じています。高額所得者が多く住む地区だからこそ起きる現象かも。
コメントを残す